べにばな霊園は動物園!?
べにばな霊園
お彼岸も過ぎ、当霊園は今ひっそりと静まり返り、そこにはどこからともなく秋風が吹いております。
オオハルシャギク(コスモス)
さて、前回も話題として取り上げたコスモスですが・・・皮肉なもので、お彼岸が過ぎた途端に一斉に花開きました。せっかくお参りに訪れた皆さんに喜んでもらおうと、手塩にかけて育てた花なのに非常に残念でございます。
得体の知れない足跡
ところで最近、この花の周りには得体の知れない足跡がいくつも残っており不思議がっておるところでございます。まさか誰かが草むしりを手伝ってくれた訳でもあるまいし・・・それにしては人間のものとは似ても似つかない足跡。いったい誰の足跡なのか?実はコレ、野生のイノシシの足跡なのでございまして、コスモス畑の地中に潜んでいるミミズを食べに来ていたのでございます。もっとも、当霊園は自然豊かな環境に恵まれているものですから、野生動物が現れるのは当たり前のことなのでございます。
当霊園の散歩道
つい先月も、当霊園のすぐそばにある線路では熊が電車にはねられ即死。その死骸は線路沿いにJR職員の手によって埋められましたが、その埋め方が浅かったのか、夜中に別の野生動物が掘り起こしてしまったのです。その3日後現場に足を運んでみると、その周りはそりゃもう臭くて臭くて鼻が曲がりそうでした。たまりかねたわたくしは、重機で山砂利を運び出し、その死骸を埋め戻すことにしたのでございます。熊だって死んでしまえば仏様、職業柄そのままにしたんじゃ成仏できないだろうと、その上に一輪の花を添えてきました。
そのほかにも、野生動物はたくさんやってきます。猿とかカモシカとか、それにキツネや野ウサギまで・・・まあそんな訳でして、あるお方からこんなことを言われました。「べにばな霊園」というよりも「べにばな動物園」と言ったほうがいいんじゃないって・・・はい、ごもっともでございます。
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